単身世帯の人が借りる事が多いワンルームの部屋は、全てのスペースが一体になっているので広く感じることができます。
しかし、それは家で仕事をするときなどに、メリハリがなくなるというデメリットにもなります。
パソコンを机に置いて作業をするときに、周りにベッドやテレビなどプライベートを感じさせるものがあると
集中しにくくなる人も少なくありません。かといってワンルームでは他の部屋というのはないですから、
そこで作業をするしかないという現実があります。
そんなときに活躍するのが、昔から使われているのれんです。のれんは吊り下げておけば、
スペースを分ける間仕切りになります。のれんは壁のようにしっかりと区切っているわけではありませんが、
視覚的には十分に効果があります。
ドア代わりにもなるので、食事やトイレをするときには簡単に出入りができます。
そうして、目的ごとに部屋を分ければ、仕事や趣味の作業に集中できるので効率が良くなります。
それに、のれんを使った間仕切りは、不要ならばいつでも取り外せるというメリットがあります。
家族や友人を呼んで食事をするときなどは、スペースを確保するために取り外せば元通りの状態にいつでもなります。
見られたくないものを隠せる
のれんは、使い方次第で目隠しにもなります。例えば、玄関から部屋が丸見えの場合には、のれんを上手く使うことで壁のように隠してくれます。
郵便・宅配や出前を利用するとき知り合いではない人が訪問することになりますが、のれんがあればプライバシーを守れます。
また、部屋の中で洗濯物を干していたり、物が雑然としている場所があるときには、家族や友人・知人でも見られたくはないものです。
誰も訪問しないときでも最近になって増えているリモートワークで、会社の同僚や上司とビデオ通話をしているときに、
そういう部分がカメラで撮影されることがよくあります。
それでだらしないという印象を与えてしまうと、これから先に仕事をしにくくなります。ですから、あらかじめのれんで目隠しをしておくと良いでしょう。
そんなのれんですが、工夫次第で個性をもたせることができます。季節に合わせた花柄にしてみたり、
好きな動物が書かれているデザインを採用してみたりすれば、立派におしゃれを演出するアイテムになります。
何種類も買っておけば、気分に合わせて変えてみたり曜日ごとに変えるといったこともできます。
頻繁に訪れる人がいるならば、その変化を一緒に楽しむことができるでしょう。