通販を活用して理想的なのれんを探す

糸も高級な品ばかりを採用

のれんのデザイン
これから金色銀色のれんを作ろうと思われる方も大勢います。
普通の品物と違っているのが、全体で高級感を醸し出している点です。

金の表現

まず通常の暖簾の場合は一色だけの生地で作るのが基本で、だいたいが藍染となるものでした。
しかし金色銀色のれんの場合、その名前が示す通りに金と銀の生地となっているのが特徴です。

簡単にどんな糸を使用しているのか、ここで見ていきましょう。
一般的に金糸・銀糸というものであり、金箔と銀箔を使用しています。

最初に木綿の糸をつくるのですが、染める手順で鉱物を溶かした染色液のなかに浸して
銀糸・金糸がうまれるわけです。

既存の藍染よりも10倍近くの価格となる高級な品で、国内では割烹料理店などの店先に使用されます。
それ以外でも調度品というスタイルの使われ方をするケースもあり、音楽ホールの緞帳でもよく使われてきました。
最近だと相撲力士の化粧まわしでもよく見かけるという場合もあります。

金色銀色のれんは見た目が華やかなだけでなく、水やヨゴレを弾く効果もあるのがポイントです。
この効果は自然と身に付くときと、あとで職人によって特殊加工というかたちで付与されることもあるものとなります。

熟練技術によって生まれる暖簾

金色銀色のれんはその華やかな見た目が特徴的で、飲食店はもちろんのこと色んな業種でも活用される人気商品です。
一般的な暖簾の場合、いまでは自動機織り機というものを使って簡単に作り出すことができます。金ののれん

木綿の糸を使うからであり、オーダーをすれば最短一日で完成をすることもできます。
では金色銀色のれんも同様なのかというと、技法がまったく異なるのでここで解説をしていきます。

金糸・銀糸を使用した織り方になるため、オートメーションマシンを使用することはできません。
理由は金糸も銀糸も強い力に非常に弱くなるためです。

一本ずつ職人によって手作業でおられるのがポイントで、両面刺繍という技を駆使して作っています。
両面刺繍というのは畳を作るのと同じく、専用の針を使って最初にデザインを行ったイラストの上から銀糸で織り上げていきます。

両面刺繍は以前は国内でも大勢の職人がいたのですが、現在は数える程度だけです。
世界各国ではペルシャじゅうたんを作る際に活用もされており、イランには多くのプロがいます。

非常に高度な技がいるため、必然的に制作日数が長くなって、金色銀色の暖簾は一枚当たりの単価も高くなっています。